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2010年06月13日

革靴の手入れで過ごした一日

今日の日中は雨で外出するのも面倒だなと思い、パソコンいじる気にもならなかったしで、普段履いているブーツの手入れをしていたらかみさんの履いてないブーツがどこかにあるって言う話になり、それを探し出してきたところ微妙にヤバイ状態になっていたので手入れをした。幸いカビなどは発生していなかったが、もう何年も放置していたらしく革が固くなりかけていてかさかさ状態。完全に油脂が抜けてしまった感じでホンマやばいですよ。

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MADE IN MEXICOの造りの良いブーツではないか!

  • カスカスに油分が抜けていたのでミンクオイル補給のみ実施。

 

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レザーの裏表のコンビネーションがおもしろいブーツだが、なによりも手入れをしていて造りが良いこと、丁寧に縫製されていることを実感した。やっぱりメキシコ製の革靴はいいもんだなぁ。

うちのかみさんだけでなく、女性ってバッグやらブーツやらの革製品に囲まれているハズなのに手入れに無頓着な人が多いと思うのは私の先入観だろうか?私と同世代の男ならほぼ間違いなく革の手入れは出来ると思う。その根拠はずばり「野球のグローブ」である。私たちの世代は野球が当たり前のスポーツだったので、グローブを持っているのも当たり前に近い状態。つまり幼少期から贅沢品とも言える革製品を遊び道具にしていたのだ。時代的な事情があるにしても、ある種特殊な時代背景だったのかも知れない。

そんな私はまずオヤジのお下がりのガビガビになったグローブで野球を始めた。オイルが完全に抜けて固くて使いにくかったけれどそれでも牛革で出来たグローブは当時2~3万円はしていたハズだからおいそれと買って貰える代物ではなかった。だからお下がりのお古のボロボロで野球をやっていた。

ほどなく野球チームに入っている友達が、私にも野球チームに入らないかと誘ってくれた。もちろん私はもうその気になっていたのだが、親にしてみればそうそう簡単に子供の思い通りにはさせられないってシツケがあったのだろう。かなりシブられた末、私は一枚の誓約書を書く事を求められたのだ。



  1. 宿題を終わらせてから野球に行くこと
  2. 途中でやめないこと
  3. 練習をサボらないこと
  4. 汚れた服は自分でも洗濯すること

はっきりとは覚えていないがこのようなことを自分の言葉で書いた記憶がある。まぁ、1に関してはほとんど守らなかったが勉強については要点を押さえる要領の良さを見つけたおかげで宿題をしてないということがバレることはなかった(w もっともウチの両親のクチから勉強しなさいと言う内容の事を言われたのは、唯一この誓約書を書かされた時だけだと思うが。

待望のグローブを手に入れた。そして毎日ボールを投げてキャッチして遊んだ。そんな幼少期に私はこのグローブという牛革製品でミスを犯した。

新しいグローブが嬉しくて嬉しくて、買った時に付いてきたクリームを塗って手入れをしていた。本当によく手入れしていた。しかしこれがマズかった。ウチのオヤジは知っていたハズなのだが教えてくれなかった。オイルを塗ると牛革が柔らかくなり過ぎてコシがなくなることを・・・・

おーまいがっ

私のグローブはいつの日からか柔らかくなりすぎて、勢いの有るボールをキャッチするとグローブが歪んでしまい妙な衝撃と振動でボールを落としそうになることが多かった。オヤジさんが野球のコーチをしている友達のグローブは柔らかい部分と固い部分が明らかに違っていて、動きが柔らかいのに芯があってボールをすっぽりと包み込む様に仕上げられていた。

腕の問題でもあるが道具もやっぱり重要である・・涙

そんな私は、新しいグローブを買ってと言えるハズもなく、芯が無くなった柔らかすぎるグローブで野球チームで試合をしたりした。本当にこれはトラウマとなり、牛革は手入れでクリームを塗り過ぎると良くないという事を小学3年生で痛いほど学んだ。

ようやくグローブを買い換えて貰えるチャンスが来たのは、小学5年生だったと記憶している。6年生が卒業間近でチームから抜けたのを機に、私はファーストのポジションになったのだ。左投げだったもので外野かファーストというのが相場である。左投げを活かしてピッチャーという話もじつは有って指導された事もあるが、結局体が小さい私の投げるボールは球威が弱くて試合でマウンドに立つ事は無かった。中学生になって気づいたのは体格よりも「瞬発力」に欠けるという事が原因だったのだが。

まぁそれはさておき、ファーストのポジションのおかげで芯の抜けたプルプルなグローブは、ファーストミットへとステップアップする事になった。もちろん同じ失敗はするはずがない。買ってもらったファーストミットは、柔らかくしたい部分にしかクリームを塗らなかった。代わりにスポーツ店の人に「クリーナー」をみつくろってもらい手入れ(掃除)はクリーナーで行うようにした。

そんな幼少期の経験は否応ナシに革製品の手入れの常識を体験的に身につけており、今の生活に置いては革靴やブーツの手入れに役立っている。かみさんは全く駄目なので私が、革靴、ブーツ、そしてバッグも時々手入れしている。まぁ役割分担と言えばそれまでかな。

今日はその後も靴の手入れをして、自分の履かなくなった(正確には履けなくなった)革靴を一つヤフオクに出品する事にした。気に入っている靴なんだけど踵を骨折して以来足が太くなってしまい入らなくなったのだ・・(涙


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sasapurin at 21:35│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック プライベート | お気に入り

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