マンガ
2013年01月11日
【コミックス】よつばと!
※このカテゴリーでは、私が面白いと思ったマンガのみ記していきます。
ほのぼの育児系コメディですかね(w
この作者を天才的と言わざるをえない位に傑作のマンガだと思います。主人公「よつば」の個性的なキャラクター設定、子供ならではの行動や発言を緻密に描写していて、それをとりまく大人とのやりとり。大笑いさせられる場面から考えさせられる場面、感心させられる場面、色々な要素が散りばめられています。
特筆すべきは、子供を素材にすると、どうも「わざとらしい」という部分が目立ち、鼻につくというか妙なくすぐったさを感じる事が多い訳ですが、そういう部分がこの作品にはありません。少なくとも私はその他の子供を素材にした作品とはその部分では一線を画する作品だと評価します。
笑わせる、気づかせる、考えさせる、感動させる・・・非常にバランス感覚の良い作品です。惜しいのは連載ペースが遅いので続きが中々読めないことですね。ペースアップして欲しいけど、このクオリティを維持するには欲張っちゃいけないのかな。
現在連載中で11巻が最新
よつばと! 11 (電撃コミックス)
著者:あずま きよひこ
アスキー・メディアワークス(2011-11-26)
販売元:Amazon.co.jp
【コミックス】頭文字D
※このカテゴリーでは、私が面白いと思ったマンガのみ記していきます。
知名度が高いので言う間でもないとは思いますが、スポーツカーを題材にした所謂「走り屋」マンガです。
高校生の主人公が車の事を全く知らないのに、実は凄いテクニックを身に着けていた。という、なんとも無理のある出だしからスタートする訳で、その後も細部に突っ込みどころが多いのは事実ですが、これはこれで有りなマンガだと思っていました。それなりに結構面白かったのですよ。
ただ、随分ながらく続いているプロジェクトDのストーリーはもはや、マンネリの域を出ないでしょう。コレ以上話を引き伸ばすのはメリットが無いと思えるんですけどね。
車同士のバトル故、紙面に迫力を持たせる為のコマ割りが大きいのでチンタラと時間が進んでいて一向にストーリーが展開して行きません。私が好きだったボクシングマンガ「はじめの一歩」と共通しているくすぶった状態です。
ここいらで手を売っておかないと読者はそっぽ向いてしまうリスクがありますね。一応読んでいますが正直言っていい加減飽きて来ました。主人公を含めて登場人物は経験を重ねてどんどんレベルは上がってるハズなのに、次から次へと当たり前のように強敵が現れる。そしてギリギリ勝つと・・この繰り返し。
やっぱりマンネリですね。
もうこのマンガ、惰性で進めて行くしか無いのかなぁ。だとしたら非常に残念です。
aaa頭文字D(46) (ヤンマガKCスペシャル)
著者:しげの 秀一
講談社(2013-01-04)
販売元:Amazon.co.jp
【コミックス】アイアムアヒーロー
※このカテゴリーでは、私が面白いと思ったマンガのみ記していきます。
パニック・アドベンチャーものとでもしておきましょうか。言い換えるとゾンビものです。今のところ凝ったからくりは無い様ですが、それでも飽きさせず読ませるテクニックがアチコチで使われています。
まず、この作者の作品は、主人公にかなりどんくさい個性を持たせるのが特徴なのですが、この作品でもその手法が大成功していると私は思います。パニックホラーものとなると、気持ち悪い描写が増えるのでそういうのだけだと私はパス(途中で読むのを放棄)してしまいますが、この作品は次の展開が楽しみなのと、主人公の人間臭さが妙に良いバランスで楽しく読めます。
また、主人公のどんくささがジワジワと変化してくる辺りで、人間的な成長が楽しみに思えます。少年コミックでよくある特殊能力系のレベルがアップするとか言う話ではなく、人間としてどう内面が成長していくか?という、結構リアルな部分を描写しているので、RPG的な戦闘能力や防御力のレベルがうんぬんという話が苦手な人(私もその部類)は読んでみる価値ありだと思います。
但し、やや描写がえぐいところありなので、グロ系が苦手な人(私も苦手ですが)は控えめにしながら読んでみて下さい。これくらいなら大丈夫なんじゃないかなとは思いますけど一応。
現在連載中なので第10巻が最新です。
アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)
著者:花沢 健吾
小学館(2009-08-28)
販売元:Amazon.co.jp
【コミックス】スプライト
※このカテゴリーでは、私が面白いと思ったマンガのみ記していきます。
小学館 コミック - ビッグコミックスペリオール:スプライト/石川優吾
カテゴリー的にはタイムスリップものです。好き嫌いが分かれる要素があるので万人にオススメとは言えませんが、ストーリー展開が単調では無いので展開が読めず個人的には非常に面白いと思います。
冒頭から未来にタイムスリップするという展開が続いたので、途中でそろそろマンネリかなと感じる時が有りましたが、突然過去の方にタイムスリップとは、そう来たか!って感じで一気に面白くなって来ました。
また、登場人物が固定されていない(増えたり減ったりする)のも飽きさせない要素だと思いますし個々の登場人物の個性を生かしたエピソードが部分部分で取り上げられていて、非常に興味深く読むことが出来る作品です。
登場人物も安定してきて、ディテール部分がチラホラと取り上げられる様になると妙な世界観に取り込まれてしまう錯覚を感じます。今連載中のマンガでは結構お気に入りです。
現在、第9巻が最新です。
スプライト 9 (ビッグ コミックス)
著者:石川 優吾
小学館(2012-09-28)
販売元:Amazon.co.jp