マンガ
2011年12月07日
やっぱ「よつばと!」でしょ
そんな中でも、異質なのはタイトル通り「よつばと!」です。あずまんが大王の作者、あずまきよひこ氏の力作。鋭い観察力によって子供という対象から面白おかしくもあり真剣に考えさせられる課題までくまなく拾い上げてショートストーリーにまとめ上げてくれています。子供の無邪気さと恐ろしさとパワーと脆弱さとか色々な事を考えさせてくれます。
子供が好きな人には必ず、そうでない人にも是非読んで欲しい。似たような子供と大人の関係を素材にした作品がチラホラありますが、このテンポと内容と描写は真似出来るものではないと思います。
最近待望の11巻が発売されました。待っていただけに面白かった。そして、色々と考えさせられました。本当に深い作品だと思います。あずきよ天才。
ショートストーリーなので途中からでも楽しめますが、主人公「よつば」の成長を記録しているという要素も含んでいるので、この作品をくまなく楽しむ為にも1話から読むことをオススメします。オモシロおかしいのに考えさせられる不思議な作品。わざとらしい子供の描写をほとんど感じない稀なほのぼの系マンガです。
ちなみに古い作品だと、ちばてつや氏の「プレイボール」、「キャプテン」でしょうね。コレを超える野球マンガは無いと思うし今後も出てこないだろうと思います。地道に努力出来るという才能が遠回りでありながらも、最も有効かつ近道な成功への道だと気づかせてくれます。
通っていた中学校に掲示されていた額に
「天才でない人間が世に存在価値を認められようとするならば、傍目には狂人と思われるほどの努力が要求されるものだ」
てな感じの言葉がしたためられていたのをまだ覚えています。そういう気持ちを忘れかけてる気がするから、久しぶりにこの2作品を読んでみるかな。ただ・・読み始めると止まらなくなるから危険なのですよ(笑
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2011年10月06日
コミックス:アイアムアヒーロー
先日、第7巻を読みました。ちょっと現状のストーリー展開は先が読めると言うか斬新さが感じられないので、これまでの展開に比べると退屈な印象でしたね。
早く続きを読みたいという気持ちは同じなのですが、7巻を読んだ満足度はちょっと低めです。
しかし、間が開いたのに一発でキャラクターのイメージが頭に戻ってくるのは素晴らしい。作品によっては少なくとも一つ前の巻を読んでから・・ってことになるのも多いのですが、この主人公のキャラクターは本当に強烈な個性をもたせているから大丈夫(すぐに作品の世界に入れた)でした。
花沢健吾氏の他の作品にちょっと興味が湧いて来ました。
アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)
著者:花沢 健吾
小学館(2011-09-30)
販売元:Amazon.co.jp
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PS.帯に書いてましたが、「AKB48 指原莉乃さん、夢中!」だそうです。
2011年09月11日
コミックス:機動戦士ガンダム THE ORIGIN
もうね、これはヤバイマンガですね。ガンダムは色々シリーズがあるみたいですが、私が好きな初代の機動戦士ガンダムのコミックスです。ガンダム世代でアニメ見てた人で原作を読んでない人は必見ですね。
特に、シャア・セイラ編は必見でしょう。私はアニメは見てましたが、小説は苦手なので原作を読んでいませんでした。すっかりおっさんになった今ですが未だに小説は苦手なので、この作品を読んで初めて、シャアの生い立ちを知った次第です。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、シャアとセイラが兄妹であることを疑問に思っている人や、ジオン軍がどうやって出来たかなどアニメでは解決してなくてスッキリしていない人は、是非読んで欲しいですね。
私は知人からまとめて借りてしまい一気に読んでしまってますが、もう没頭しまくりでヤバすぎます。こんなに深い作品だったのかと。まぁざっくりとした部分は想像でつないでいたのですが、その断片がつながった感じで凄く満足度があります。
ちなみに、各巻にxx編と題されている通り、話は時系列では無いので、興味のあるところを読むと良いと思います。特にアニメ化されなかったシャアとセイラの生い立ちに触れているのがオススメです。ここを起点に読むと確実にハマると思います。
私はまだガキの頃にアニメしか見ていなかったので、アムロが主役だと思っていましたが、これらをひと通り読むと、シャアが主人公としか思えなくなりました。各キャラクター毎にストーリーがありますが、深さが全然違うんですよね。シャアが恐ろしいキャラクター設定だと改めて再認識です。
ただ、私の様に一気に手元に置くのは良くないですね。没頭して読みふけってしまいます。まとめて借りられて良かった様な悪かった様な複雑な気分です。(昨日から読み続けで疲れました・・)
愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V シャア・セイラ編
著者:安彦 良和
角川書店(角川グループパブリッシング)(2009-06-26)
販売元:Amazon.co.jp
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2011年09月05日
コミックス:自殺島
「ジサツトウ」と読むらしいのだが、これまたパニック系のマンガである。いや絶望系というべきか・・自殺志願者がストーリーを展開していく作品。
ぶっちゃけ、ダークな印象を各部で受ける。私は基本的にプラス思考でありたいし、チャレンジするのが好きなので、この作品を読むのに途中で疲れたら放棄しようと思って読んだのだが、完璧にハマってしまった。
暗いストーリーの中に、キラリと光る光明と言えば良いのだろうか?希望、可能性、そんな感じの要素がチラチラと登場してくる。しかし簡単に事は上手く運ばない。挫折しそうになったり、またダークなストーリー展開に戻っていく。何しろキャラクターは自殺志願者という設定だから。
特筆すべきことは、生きるという事をこういう表現で作品としてこの世に出してくれたことで、人間が生きていける影には、多くのものを犠牲にしているということを再認識させてくれることだ。今の日本の情勢においては、先行き見えない絶望感が淀んでいる感じだが、一人一人が生きるという事を再認識する必要があるのではないかと気づかせてくれた点である。
おそらくこの作品を読むにあたって、賛否がわかれると思う。そういう題材の作品だから、賞賛されるか酷評されるかのどちらかだろう。私はこの作品を支持したい。正直いって冒頭部分は読むに耐えないと感じたが、ストーリーが進むに連れてすばらしい作品だと思う様になった。続きが愉しみである。
自殺島 5 (ジェッツコミックス)
著者:森恒二
白泉社(2011-04-28)
販売元:Amazon.co.jp
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コミックス:アイアムアヒーロー
ネタバレを最小限にする為、端的に「パニックものマンガ」とだけ紹介しておきますが、細部のマニアックぶりと主人公のキャラククター設定と、決してヒーロー的主人公では無くむしろドンくさい部類の人間性に個性が際立って、非常に面白い作品になっている。言い換えればこの主人公のキャラクター設定がこの作品の全てを支えていると言っても良いだろう。
第一巻を読んでみて面白くなかったらやめようと思ったが、この主人公の発言や行動が面白く、すっかりハマってしまった。第五巻まで読んだ限り、ストーリー的には似たような展開のものを読んだり聞いたりした感覚はあるが、前述の通りのキャラクターの個性のおかげで飽きずに読める。
徐々にイレギュラーな展開に発展して行くあたり、ストーリーの展開のタイミングが考えられていて個人的には好感の持てる作品である。巻末で必ずと言って良い程に次巻への期待をちらつかせて終わる辺りがにくすぎる。
おそらく扉絵からはイメージ出来ないストーリーとなっているので、極度にグロテスクな描写が苦手な人は避けておく様に注意しておく。私自身もグロ耐性は低いのだが(GANTZあたりで限界)、ところどころ観るに耐えない描写があって確かに気分が良いものではない。それを差し引いてでもドキドキ感と絶望的な緊張感からふと希望が見えてくるところに面白みを感じている。
続き(第六巻)が出るのが愉しみだが、おそらく10月か11月頃だと思うので、気長に待っていようと思う。まだコレくらいの巻数なら読み返しも可能だろう。
アイアムアヒーロー 5 (ビッグ コミックス)
著者:花沢 健吾
小学館(2010-12-25)
販売元:Amazon.co.jp
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