ロフストランドクラッチ
2010年05月13日
レッドウィング・エンジニアブーツ(8268)を選ぶ理由
ちまたでは、Apple社のiPadが話題で、Twitterを見ていても予約したって言うつぶやきが結構多かったりするので個人的には驚いている。なんであんなもん欲しいかな?と。何に使うんやろ?安い買い物じゃないのに・・とね。私はモノクロパソコンでマウスがまだ珍しい頃にMacユーザーとなり、その後も長くMacを使ってきた経験があるのだが、Appleという会社はずっと好きになれなかった。消費者の事を考えてくれているとは思えない会社だったからだ。
自分達の考え(理想)が全て正しいという一種狂信的な宗教的感覚を覚えた。他を受け入れない(排除する)、他は関係ない自分達の価値観が分かるものが全てだ、みたいな。そんな事も一つの理由だが仕事の都合上NetwareやWindowsでのネットワーク的知識と経験の方が重要になり所謂Dos/Vパソコンに乗り換えた。それは私にとって画期的に解放された瞬間だったと今は思う。
なぜなら、今の私は広く視野を持つ事ができ、MacもWindowsも、Linuxも*BSDも、SolarisもAIXも単なるOSだと分かったからだ。肝心なのはOS上で動くアプリケーション。目的を達成する為のアプリケーションが重要である。もちろんそれを動かす土台となるOSは、安定していて軽快でかつ信頼性のあるものが理想である。そして目的とする用途においてそのシェアを持っていること。でなければ目的を達成する為のアプリケーションが見つからない。自分でプログラミングして作れるなら話は別だが・・
んな訳でAppleに踊らされるのはバカらしいと私は思っている。同社は昔からそうなのだが、人々をお祭りムードに盛り上げて消費させるという手法を得意としている。その手法が最初に成功したのがスケルトンブームとなったiMacである。当時もイメージ戦略だったし今も変わらない。やや変わったのは人々の興味を掴むテクニックを身につけたこと。しかし具体的な用途のCMを打っているのを見たことが無い。「全てはあなたの創造力」みたいなキャッチコピーでユーザーの妄想を駆り立てる。Apple社の戦略は「イメージ」ありきなのだ。しかしその実自由は余り与えられない。あくまでもAppleの作った世界の中での創造(想像)であり、その枠を出ようとすると出る杭は打たれるかのごとく排除される。
もちろんそれが悪いとは言わない。それが心地よいと言う人はApple製品を支持すれば良いだけの話。市場原理が適切に働けば良いものが残る可能性は高い。しかし優れたものが必ず生き残るとは限らない。こればかりは理不尽だがそういうものである。タイミングという重要な要素が強く関係している。多くの優れたものがタイミングを逃し絶滅して来た事も事実。
前置きがかなり長くなってしまったが、今の私にはそんなものにお金を払うなら、もっと欲しいものがある。ずばりタイトル通りだがRed Wingのエンジニアブーツ(8268)である。ブラックの2268は長年愛用しているのだが、当初からバックスキン・ベージュの8268が欲しかったのである。レッドウィングというメーカーが何をやっているのか分からないが、最近ちょっとこのモデルが入手難になっているのが残念である。形も昔とは変わったとかで、古いモデルのユーズドがプレミア価格となっているのも妙な話だと感じている。製品の質が落ちたのだろうか?そこまでひどいとは思わないが、出来る事ならスタンダードで有り続ける製品は忠実に良さを守り続けて欲しい。
続きを読む