仮想化
2009年10月29日
VMWare ESXi 4.0.0凄いっ
今更ですがVMWare ESXiについて。
先日買ったPowerEdge T105に単純にCentOS5.3をインストールして使うだけでも、我が家のサーバー事情がかなり改善されるのですが、余りにも世代が違うのでリソース余りまくりって事も想定出来ます。
そこでもうちょっと効率よくというか、もっと効果的に使えないかなと仮想化に方向性を振ってみました。職場では開発環境にXenを使ったり、VMWare Workstationを使っているのですが、自宅で仮想化は要らんやろと言う既成概念を取り除いてみたところ、これがかなり効果的ではないかと思えてきたのです。
まず、自宅では、FreeBSD7系で動いているWebサーバがあります。コイツのハードウェアは処理能力的にショボイので、既に今や常識となったphpなどで動的コンテンツを生成するCMSを動かすには厳しい状況にあることです。それが今回T105を購入するに至った理由の一つです。
更に自宅にはもう一台常時稼働しているマシンがあります。Windows 2000 Server Standerdです。コイツは自宅内のDNSとMySQLを動かしています。更にDDNSの更新を行うためのDiCEというツールを使っています。FreeBSDのddclientを以前は使っていたのですが、少しでも軽い方が良いなと、Windowsの方に役目を振ったのです。
これ以外にかみさんが調べ事をしたりするためのパソコンがUbuntuで動いているし、私のテレビ録画サーバもユーティリティの関係上WindowsXPです。録画サーバまで仮想化出来たら言う事無いのですが多分それは難しいだろうと思うので、下記のように計画をざっくりと立てて見ました。
DELL T105(AMD Opteron 1356 QuadCore & 4GB-Memory)
多分家庭用でT105を使う分にはハイパーバイザ上での仮想環境稼働でも余裕のリソース状況ではないかと思えます。XenやKVMがターゲットに上がります。しかしそこでVMWareが無償で提供してくれている、VMWare ESXiに着目してみました。なんとハイパーバイザ単体では35MB程度だとか。概念図を見るとこりゃXenよりもシンプルじゃないかと。
通常のVMWareはホストOSが必要ですが、ESXiはそれ自体がハイパーバイザとして稼動するとのこと。だからOSが要りません。これはすごすぎるでしょ
さらにこれはすごいです。可用性という一言で済ますにはよく考えられていると思います。企業などでは物理的なサーバー1台でカバーできなくなってしまうことや、そもそも現状がサーバーだらけでそれを集約したいというニーズもあると思います。一台あたりのハードウェアでまかなえるリソースを計算すれば、最新のサーバーマシン何台に集約できるかが容易に導き出せます。一昔前のハードウェアだったら、今時のハードウェア1台で5台分を賄えると計算しても1/5に集約できます。10台を2台にとか。
もちろん机上でしっかり計算しなくてはなりません。
ただ、それほどシビアにならなくてもよかったりする点がこのESXiの便利な点です。なぜならいわゆるゲストOSは仮想化されてファイルになっているので、リソースの状況によってネットワークを通じて別のサーバ上に引越しさせたりできるのです。このあたりのことはVMWare社のサイトでわかり易い動画で紹介されているので視聴することをお勧めします。言葉は英語でも基礎知識のある人なら余裕で理解できます。
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先日買ったPowerEdge T105に単純にCentOS5.3をインストールして使うだけでも、我が家のサーバー事情がかなり改善されるのですが、余りにも世代が違うのでリソース余りまくりって事も想定出来ます。
そこでもうちょっと効率よくというか、もっと効果的に使えないかなと仮想化に方向性を振ってみました。職場では開発環境にXenを使ったり、VMWare Workstationを使っているのですが、自宅で仮想化は要らんやろと言う既成概念を取り除いてみたところ、これがかなり効果的ではないかと思えてきたのです。
まず、自宅では、FreeBSD7系で動いているWebサーバがあります。コイツのハードウェアは処理能力的にショボイので、既に今や常識となったphpなどで動的コンテンツを生成するCMSを動かすには厳しい状況にあることです。それが今回T105を購入するに至った理由の一つです。
更に自宅にはもう一台常時稼働しているマシンがあります。Windows 2000 Server Standerdです。コイツは自宅内のDNSとMySQLを動かしています。更にDDNSの更新を行うためのDiCEというツールを使っています。FreeBSDのddclientを以前は使っていたのですが、少しでも軽い方が良いなと、Windowsの方に役目を振ったのです。
これ以外にかみさんが調べ事をしたりするためのパソコンがUbuntuで動いているし、私のテレビ録画サーバもユーティリティの関係上WindowsXPです。録画サーバまで仮想化出来たら言う事無いのですが多分それは難しいだろうと思うので、下記のように計画をざっくりと立てて見ました。
DELL T105(AMD Opteron 1356 QuadCore & 4GB-Memory)
- Webサーバ(FreeBSD)
- DNSサーバなど(Windows2000Server)
- メールサーバ(Debian)
多分家庭用でT105を使う分にはハイパーバイザ上での仮想環境稼働でも余裕のリソース状況ではないかと思えます。XenやKVMがターゲットに上がります。しかしそこでVMWareが無償で提供してくれている、VMWare ESXiに着目してみました。なんとハイパーバイザ単体では35MB程度だとか。概念図を見るとこりゃXenよりもシンプルじゃないかと。
通常のVMWareはホストOSが必要ですが、ESXiはそれ自体がハイパーバイザとして稼動するとのこと。だからOSが要りません。これはすごすぎるでしょ
さらにこれはすごいです。可用性という一言で済ますにはよく考えられていると思います。企業などでは物理的なサーバー1台でカバーできなくなってしまうことや、そもそも現状がサーバーだらけでそれを集約したいというニーズもあると思います。一台あたりのハードウェアでまかなえるリソースを計算すれば、最新のサーバーマシン何台に集約できるかが容易に導き出せます。一昔前のハードウェアだったら、今時のハードウェア1台で5台分を賄えると計算しても1/5に集約できます。10台を2台にとか。
もちろん机上でしっかり計算しなくてはなりません。
ただ、それほどシビアにならなくてもよかったりする点がこのESXiの便利な点です。なぜならいわゆるゲストOSは仮想化されてファイルになっているので、リソースの状況によってネットワークを通じて別のサーバ上に引越しさせたりできるのです。このあたりのことはVMWare社のサイトでわかり易い動画で紹介されているので視聴することをお勧めします。言葉は英語でも基礎知識のある人なら余裕で理解できます。
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